https://illust-imt.jp
〝値札を見ずに買い物しまくりたい!〟こう思ったことは誰しもがあるのではないだろうか。しかし多くの人は財布の中身と、値札と相談して購入しているのではないだろうか。家庭があれば尚更である。どれだけ働いていても、自分のためだけに給料を使うわけにはいかないのだから。更に子供がいるとますます……なのだ。銀行へ行く度に通帳とにらめっこ……。財布と通帳とにらめっこ……。頭が痛くなりそうだ。月末の私である。可愛い子供のためには我慢、我慢。大切な家族の生活のためには我慢、我慢。
〝お金様! 空から降ってきてくれ!〟。何度思ったことか。“今日はこれを買いに行こう!„ と決めて出かけても“あ、あれもなかったんだった„ と思い出し、財布からお札が飛んでいく。少しコンビニに寄ってみると美味しそうなものが……。こうして誘惑に負けてしまうこともないだろうか。少しでも足しになれば……と不用品を家中探して売ってきても、二束三文にしかならない。“お金様! ぜひ降ってきてください!„
では、どうやってピンチを凌ぐか。借金? 絶対嫌だ……。では株? まずその資金はどこ? アフィリエイト? 自分のブログやホームページなどで商品を紹介し、その商品が売れれば収入になる仕組みなのだが、時間も労力もかかる。ブログなどを書くのが好きな方であれば、成果報酬の小遣い稼ぎも、向いているかもしれない。ならば副業? “ニホンジン、ハタラキスギネー„ 。事実、有給消化ができていないのが多いのが日本である。
2017年に行われた世界最大のオンライン旅行会社、エクスペディアの調査によると、日本人の有給取得率は50%。支給日数が「20日」と、アメリカや、近隣国である韓国、香港などよりも日本は恵まれているにも関わらず、休みを十分に取得できていないのだ。まさかの消化率2年連続最下位という不名誉な結果になっている。副業……実際問題なかなかに難しいものではないだろうか。しかし “お金がない!„ と言いながらも、何気にここまで生きてきたのだ、生活ができていればいいのではないか。
このRPGオンラインゲーム『MILU』で遊んでいる時も、なかなかの金欠になることもある。さてこの時はどのようにしたらいいのだろうか。『MILU』にはプレイヤーが各々に出している「露店」というものもある。この露店へ行ってみると、欲しい “アイテム” が並んでいる。あれもこれも欲しい……。“この装備はいいな、エモーションも面白い! あっ、このコスチュームかわいい!„ そんなワクワク気分にされるのが露店である。しかし、手持ちがないのだ。『MILU』の露店では、日本でいう「円」の代わりに「ゴールド」が必要になる。これをいかに上手く集めるか。ここが問題である。
魚を釣って売る。買いたいアイテムのために、自分が露店を出すのも手である。材料をひたすら釣り、まとめて売る。掘って出たアイテムを売ってみたり、協力釣りをして、そこから手に入れたアイテムを売ってみたり……。いろいろな方法があるのだ。「イベント」だって毎週ある。イベント釣りや掘りを頑張ってアイテムを出し、売ってみたり。少額であっても《塵も積もれば山となる》なのだ。
そして、なんとビックリ! この『MILU』ではお金が降ってくるのだ。いや、正しくは魚を釣って「精密」に掛けると金券が、掘っているとまた金券が出てくるのだ。釣った魚に「?」が付いていることがあるのだが、それをゲーム内の固定キャラクターにて精密に掛けることができる。すると別の何かに変わるのだ。アイテムや別の魚に変わる場合もあれば、金券になる場合もある。釣ったら金券。何かを掘ると金券。頻繁に高額が出るわけではないが、いきなりの金券。嬉しいものだ。
イベントでは「クエスト」というものが発生するのだが、それをこなしていくと「調合書」というものが入手できる。それを使用し調合をしてみると、まさかの億! なんてことも無きにしもあらず。少しずつでも『MILU』での財布は温まってくる。“ないない„ と諦めてはならない。
時々フレンドさんやバディさん、ギルドの仲間たちがアイテムを譲ってくれたり、貸してくれることもあるのだ。「ありがとう!嬉しい!」と心からのお礼だけでも、譲った方は嬉しいものだ。とは言っても、タダで譲ってもらうだけもどうか、と思う方もいるだろう。その時は、自分も気持ちだけでも、ほんの少しだけでもお礼を渡したらいいのだ。お礼と言ってもお金ではない。手持ちにある材料やイベントのアイテムなど、ほんの少しでも嬉しいものなのだ。これであなたも、譲ってくれた方や貸してくれた方もウキウキな気分になるのではないだろうか。
ある程度レベルが上がってくると、欲しいアイテムがどんどん増えてくる。『MILU』を冒険していると、知識も増えてきていろんな魅力的なアイテムがあることに気付くからだ。そのアイテムを買うために、あるいは自分で作るために人は行動するのだ。手持ち金を増やすために釣る、掘る、売る。そうして少しずつ「ゴールド」を貯めていくのだ。しかし、そんなに焦らなくてもいいではないか。今回を逃してしまっても、チャンスはきっといつか来る。その時のために材料を集め、「ゴールド」を稼ぐ。少しずつ、ゆっくりでいい。あなたとフレンドさんで共有して、みんなで一緒に楽しもう! この『MILU』の世界を!
Writer:めしまま