おやつのある風景で、人生を味わい深く。

おやつのある風景で、人生を味わい深く。

和菓子・みたらし

画像出典/GAHAG  http://gahag.net/
 

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人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。人間は習慣の生き物である。(ジョン・デューイ)

おやつを食べ過ぎて、夕飯が入らない。で、母から怒られる。この繰り返しを何度もしでかしてしまった子ども時代。で、大人になった今、「おやつ」<「食事」の構図は重々承知の上で敢えて言う。だったら、「おやつ」という時間●●を初めから私に教えないでいて欲しかった。

 

そもそも、いつ頃からおやつという習慣は始まったのだろう? 江戸時代の元禄期(1688~1704年)の以前までは、「1日2食」が一般的であったそうだ。当時の人々は、和時計の時刻で「八つ時」(現在の午後2時から3時頃)に、「間食」を摂っていた。その間食を「おやつ●●」と呼ぶようになったのである。

 

因みに1日2食という習慣は、古くは平安時代、貴族社会の頃からの習慣らしい。では何故、元禄期以降2食から3食に変わったかと言うと、一般的には次の2つの理由が考えられる。

 

まず1つ目は、1657年の1月、江戸城の大半を焼き尽くした「明暦の大火」。これによって江戸の町は復興を余儀なくされる。全国各地から大工、左官等ガテン系の職人が呼び寄せられた。彼らは肉体労働者なので、1日2食ではとても体が保たない。それから自然と、国を挙げて1日3食へと移行していったのだ。

 

2食から3食に変わっていった2つ目のきっかけは、照明用の菜種油が、物流の活性化によって広く世の中へ出回るようになったことも大きい。1日の中での活動時間が長くなって、当然ながら「3食」は食べないと身が持たない、というわけだ。

 
 

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あなたが持っている最大の資源は時間なのです。(ブライアン・トレーシー)

社会人になってからは、おやつといえば、職場でのお土産配りをすぐイメージする。以前勤めていた会社で、お土産配りは私の重要な仕事だった。社員の方から、お土産を頂いたときは、旅やお菓子に纏わるエピソードを伺うこと。(聞いてほしい)、と思っている場合が多いからである。

 

皆の仕事が、比較的落ち着いた頃を見計らって(というと、やはり午後2~3時のおやつ時になるのだが)、〝○○さんから、△△土産です〟。となるべく大きな声で、屈託なく言うのだ。おやつの時間は、疑いもなくここにあるのだ。異論は受け付けない、という意思を持ってきっぱりと宣言していた。仕事をしている人達におやつを配り歩く身としては、(これは自分の仕事なんです)とプライドを持って配りたかったのだ。

 

会社の就業時間に於いて、確かにおやつの時間は、非生産的であろう。だが、おやつは気分転換して仕事の効率を上げる効果があるし、日頃接点のない者同士の会話を容易にする。「ちょっとウキウキする時間」を創り出してくれる。このちょっとウキウキする時間、って、大人になるとナカナカ滅多に出くわさない。だからこそ大事にしたい時間と言えるのだ。

 
 

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人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。(ナポレオン・ボナバルト)

前述の通り、おやつとはそれ自体でお腹を満たしてはいけない。少量食べてこその良さがある。それは「ゲーム」と「生活」との関係性に似ていると言っていいと思う。すなわち、ゲームはそれ自体が生活のメインになってはいけない。だが、良き気分転換として、人生を円滑に過ごすのには、無くてはならない「生活のアクセント」である。

 
 
子どもの頃は、大人や社会が1日の時間割を決めてくれて、それを守って生活をしていくことで、勤勉さを身に付けた。大人になった今、時間割は自分で描かねばならない。職場に行くとか、主婦業をやるなど、ざっくりとした予定はあるだろうが、子どものそれに比べたら遥かに自由の余地がある。さぁ、時には時間割を考えよう。その際には、ホッと出来る時間を、随所に挟み込むことをお忘れなく。コミュニティ系RPGオンラインゲーム『MILU』なら、頑張りすぎたあなたを心地よくクールダウンしてくれるだろう。
 
 

Writer:ひねもす

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