▶Illustrated by ray
“ペット” を飼ったことのある家庭や、現在飼っているという人はとても多いだろう。人間は古来より他の生物種を飼育し愛玩してきた歴史があり、これは他の生物には見られない種間関係なのだそう。
寄生、共生……他の生物と共に活動している生物種は数多いが、「飼育」という形で養い育て可愛がるという関わり方は人間にのみ見られるもので、もはや人間の歴史を語る上で決して無視することができない。古くからの人間のパートナーとしては「犬」や「猫」がよく知られている。そして今では犬猫に留まらず、爬虫類や猛禽類なども飼育する人が少なからず居るようだ。
なぜ人類はペットの飼育をするようになったのか、その歴史と移りゆくお互いの関わり方を少しご紹介したい。
ペットの始まりは野生動物の家畜化で、3万年~1万5千年前から狩猟の助けとしてオオカミ(イヌ)が活躍し始めた。古くは40万年も前の遺跡からも数々のオオカミの骨が出土しており、3万年前頃には人間の居住跡から骨が出土したり、人間と共に埋葬されているのも発掘されている。
そして人間が農耕を始めるのに伴って、害獣駆除のために猫やイタチを家畜にするようになり、やがて野生動物を捕獲するやり方から飼育動物を繁殖させて新たに育てるという現在に近い方法へと変遷していく。その様に実用目的の家畜が徐々に愛玩の対象として変化し、主従関係を大事にする犬や、古代エジプトで神格化された猫等が好まれるようになり今に至る。
あなたは “pet” という単語の意味を知っているだろうか? お気に入り、可愛い人、いい子、素敵なもの、憧れのもの……そう、どれもすごく良い印象の言葉ばかりなのだ。ここにも人類とペットとの関係性の良さが垣間見えるように思える。
オンラインコミュニティゲーム『MILU』の中にも多彩なペット達がいる。その可愛がり方は人それぞれのようで、毎日こまめに餌やおもちゃを与えて連れ歩き、露店でも大いに活用している人もいれば、もう何日も餌をあげていない……という人もいた。
『MILU』の世界に敵はいないので、ペット達が狩りの手伝いや敵の排除等をする機会はない。だが自分一人では持ちきれない所持品を持ってくれたり、『MILU』をプレイするにあたって有利に働く効果を発揮してくれたりと私達を手助けしてくれる。『MILU』のペット達も、犬や猫などのポピュラーな種類に限らず、熊やペンギン、リス、果ては骸骨やマネキン、サボテンネコ(!?)といった風変わりな子も登場することがある。
毎週イベントで発表される限定ペットは、最初から所持品枠が多かったり、釣りの時短や経験値の上昇、魚のサイズアップ等、「釣り」に関する優位性効果がついている。尚且つ、見た目の姿かたちも通常のペットよりも目立つので、それを目当てにイベントを頑張る人も多い。まずは、あなたが『MILU』の世界に来た時からずっと側にいるペットに、おもちゃを与えて遊ばせてみてはどうだろうか?
『MILU』に登場するペット達は「どうぶつの島」に行き「友達の素」というアイテムを使って仲良くなると、自分のペットとしてお迎えすることができる。1匹、1匹それぞれに「やんちゃ」や「かしこい」等の個性があり、どの子にするのか決める楽しみも生まれる。
イベントの限定ペットは入手難易度が高いが、その分所持品の枠が通常ペットよりもずば抜けて多く、経験値増加や釣りの時間を短縮してくれる等の属性が付いていて、より一層私達の『MILU』ライフを充実させてくれるのだ!
また、毎日こまめに餌やおもちゃを与えて可愛がることによって、ペットのレベルを上げていくと、「個人商店」をペットに任せることが可能になる。出店するとその場から動くことができなくなるが、自分の代わりにペットが店番をしてくれると自由に他のことができるので、活用している人を数多く見かける。個人商店が多く開かれている1チャンネル(通称「1鯖」)を覗けば、お行儀よく店番をしている子がたくさんいるのだ!ペットに店を任せている間に、自分は釣り等をして効率的に「ゴールド稼ぎ」と「経験値稼ぎ」を両立できるので、忙しい生活のスキマ時間に『MILU』をプレイしている主婦等にはありがたい。
「ペットトレーニング」でスキルを鍛えさせてあげると、材料釣り特化や採集特化等、更に活躍してくれるのでこれも余裕ができれば是非、挑戦してみるといいだろう。
ペットは人間の生活に欠かせない存在であり、愛情をかければかけるほど信頼関係を築いていける素敵なパートナー。それは『MILU』の中でも同じ。少々時間は要するが大事に育て上げたペットはきっと愛着が湧くはず。
どこへ行くにも大事なペットを連れて歩けば、その可愛さと活躍ぶりに『MILU』ライフが楽しく彩られること間違いなし!
Writer: ray