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私は、これまでいろんなことに挑戦してきた。そのことについて少し述べていきたいと思う。子供の頃からいろんなことに興味を示してきた私。子供の頃は、喘息を患って呼吸器官が弱かった為、幼稚園の先生の勧めもあったので「水泳」を始めた。それは喘息の治療ではあったものの、体を鍛えることも目的のひとつだった。
最初のうちは水が怖くてプールサイドでもじもじしていた私だったが、それを見かねてか、水泳のコーチに捕まえられて放り投げられたことがあった。何度も放り投げられていくうちに、怖さがなくなってきたのである。（ひょっとしたら楽しいかも……）と思うようにもなってきたのである。しばらく通うようになり、最初は浅いプールで練習して時には遊んだりもした。次第に水中での呼吸を覚えていくことで、陸の上での呼吸も少しずつ楽になってきた。その後も練習を積み重ねていき、クロールは50メートルを泳げるようになったのである。
その時に、私の頑張りが目に止まったのか、地元ＮＨＫ夕方のニュース番組の一コマで放送されることが決まって、当時の指導コーチが入院していたので、病院にお見舞いに行くことになりそのシーンも撮影された。私はコーチに会うなり、号泣してしまった記憶がある。久しぶりに会えた喜びが、一気に爆発したのだと、今振り返るとそう思う。お会い出来て、お久しぶりという涙とありがとうという涙だったのだと思う。言葉でもちゃんと感謝の言葉が伝えられて嬉しかった記憶がある。この時に言えた “ ありがとう ” 。これこそ、魔法の言葉なのだ。
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私は、そんなに控えめの性格ではない。目立ちたがり屋の性格である。人の真似はしたくないということで、クロールをマスターした後、なんと一番難しいとされるバタフライに取り組んだのである。
“ バタフライ ” ――カッコイイです。必死に練習しました。最も難しかったのはドルフィンキック。両足を揃えて蹴るドルフィンキックは、なかなか揃わずに苦労した。何度となく練習に練習を積み重ねて、泳ぎこむことでフォームを自分で習得していった。
度々記録会や小さな大会に出場して、経験も積んでいくことになったのである。何度か記録会兼国体予選を兼ねた選考会に出場した結果、見事に標準タイムをクリア。政令指定都市の代表選手として選ばれて大会へ出場したのである。種目は50メートルバタフライだ。陸上競技にも参加して800メートル走に出場。見事１着でゴールし、金メダルを2個ゲットして、地元へ帰ってきたのである。
そこで出迎えてくれたのが、その当時のコーチだった。金メダルを２個ぶら下げて、空港で抱き合った時のことを今でも覚えている。真っ先に「ありがとうございました。これからもお願いします」という言葉が出ていたのである。
こうやって、人生常に挑戦することは容易なことではなく、周りのサポートも必要だ。私の経験上だが、自分がまず努力を惜しまないことが重要だ。成績はどうであれ自分のやりたいことを精一杯それに向けて努力する姿勢。それが大事なのだと思う。その姿勢があって、相手を思いやる言葉「ありがとう」や、「ごめんなさい」などの意思表示をしっかりとすることでサポートする側も気持ちよく出来るのではないだろうか。やはり、信頼関係を築いていくのは、相手を思いやる言葉。相手に伝わるように、はっきり意思表示をすること。声に出して、面と向かって言うこと。これが大事なことだと思う。照れくさいとか、分かっているからいいとか、あるがそれは違うと思う。
なかなか会えないような友人もいるだろう。だが、会えなくても電話があり、メールもある。この世の中、文明の発達によって、言葉を伝える方法は多様化している。コミュニケーションを図る手段は、従前に比べて増えてきているのである。手間を惜しまなければ、言葉は必ず伝わるものだ。
人間は言葉を使って会話を通して、正確に相手に感謝を伝えることが出来るのである。この地球上において、”ありがとう” という魔法の言葉を使えるのは人間だけである。手間を惜しまずにしっかりと会話をしていくことが、相手に伝えることの近道であろう。急がば回れの精神を忘れずに、しっかりと伝わるまで伝えることを忘れずに、根気強くやっていきたいものだ。
Writer:奈香美有留可ちゃんのつぶやき
