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（サイラス）
“ゆるキャラ”。略さずに言うと、ゆるいマスコットキャラクター。主にイベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介など地域全般に使用するマスコットキャラクターのことをいう。有名なところでは、熊本県観光大使の『くまモン』や千葉県船橋市の非公認キャラ『ふなっしー』などがある。
これらゆるキャラのブームは、一時的なものではなく、最早、時代の気分を反映している事象と言えよう。着ぐるみと言えば、子どもがターゲットであると考えがちだが、そうではないようだ。子ども達の親世代が「カワイイ！」と興味を持たなければ、現在のような一大ムーブメントは起きなかったであろう。今の大人は幼稚化している、よく言えば気が若くなっているというべきか。
“若い” と同様、世間の頻出ワードに “可愛い” がある。『くまモン』は勿論可愛い。だが、バナナの皮で転んだオジさんを見ても可愛いし、新メニューのデザートを食べても可愛いが口に出てしまう。みんな、可愛いを目指して頑張っている。私が思うに、可愛いの意味が従来の意味に加えて、“幸せ” の意味も入ってきているような気がする。幸せ、という言葉をしばしば会話に入れるのは会話が重くシリアスになりすぎる。そこで、いい意味で曖昧な、可愛いで会話の流れをスムーズにしている気がしてならない。
（サミュエル・バトラー）
今、世の中全体が、可愛らしいもの、ひいては “アンチエイジング” に興味を持っていると言っていいだろう。現在の60代も50代も40代も30代も、一世代前のそれより絶対的に若い。他人事の様に言っている私自身も、実年齢よりちょっとでも若く見られると、心の底で人知れずガッツポーズを取るお年頃である。〝若けりゃいいってもんじゃない〟というのも分かる。でも、正直に打ち明けるならば、やっぱり若さに憧れる。若さの持つ明るさに惹かれるのだ。勿論、お年寄りイコール暗いではない。ただ、私の様に、毎日を噛み締めて生きてない者の老後は、暗いと思う。
そこで、何が最もアンチエイジングに効くのか、私なりに実践を兼ねて探してみた。高級な化粧クリームや、上げたり引っ張ったりの手術？ いや、見た目だけの若さは脆い。ジムでストイックに体を鍛えるのも若さへの近道かもしれないが、それだけでは足りない気がする。何だか体ばかり元気になっても、心がついていってない感じは否めない。人は人のどういう部分を見て、その人に対し年齢を感じるのだろう？
（ウォルト・ディズニー）
私見だが、若さを決めるのは、その人の表情ではないかと思う。自分の周りを見渡してみよう。いつも好奇心たっぷりに瞳がくるくるフル回転の人は居ないだろうか？ 絶えず誰かに話しかけたい、他人から新しい情報を得ようと口角が上がりっぱなしの人は？ 表情筋が忙しなく動いている人は、若々しいと思う。
きっと、表情が生き生きしている大人は、自分の好きなことをやるのにヒントがいっぱい湧いてくるのだろう。普通、大人はやりたいことよりも、やらねばならないことを優先させて生きている。ちょっとした勇気と遊びゴコロがあれば、自分の好きなことをやる時間を捻出させることができるはずだ。
例えば、RPGオンラインゲーム『MILU』で、友達になった人とチャットの花を咲かす。
チャットをやっている友人の表情を見たことがある。口角はギュッと上がりっぱなしで、自分の投げた言葉に対する相手の反応を喜んでいるのだろう。アバターの影に隠れている真の自分も、しっかりアンチエイジング出来ている、と言う訳だ。『MILU』は〝ゲームとは他人と繋がれるのだ〟としっかり実感できるゲームである。そこが『MILU』が、元来ゲーム愛好者と思われている年代よりも、少し高めのユーザーさんからの支持を得ている所以でもあるだろう。『MILU』があなたの「好きなものリスト」に、入れますように！
Writer：ひねもす
