ベトナムのとある料理店。
空いてる席を探して奥のほうに進むとふとんが敷いてありました。
日本はお店の清潔さや見た目を気にしますが、ベトナムではそんなこと重要じゃありません。
お店が住居化しているところが多く、店をのぞくと家庭生活がかいま見れます。
何でもてきとーに感じるベトナムですが、
料理店の競争はとても厳しいもので、生き残るためには味が命です。
どんな店もこだわりを持っているので、一口にベトナム料理といえども店によって味に違いがあります。
それなのに、せっかく旅行に来たのに観光客向けのレストランで食事をすますのはもったいないです!
「ベトナム料理 おすすめ」
と検索すると、常連のフォー、バインミー、バインセオ、生春巻き、などがヒットしますが、
ベトナムには美味しい料理がもっと沢山あるのを知っていますか?
私がベトナムに滞在して約1か月、ローカルな店で食べてきた美味しい料理を紹介しましょう!
①ミークアン (Mì Quảng)
汁なし麺料理のミークアン。具はチキンから海老まで様々です。
右上のせんべいを割ってスープに浸すもよし、そのままボリボリ食べるもよし!
本当の食べ方知らないんで、ベトナム人客の見よう見まねです(笑)
太麺なので、うどん好きの日本人の口によく合います。
②コムサオ (Cơm Xào)
ベトナム風チャーハンです。
コム=米 、 サオ=炒める と言う意味です。
ホーチミンの米はタイ米に近いため、どんな店のコムサオもパラパラで美味しいです。
牛、鶏、ダチョウなど、メニューから料理に使う肉の種類が選べます。
注文するときに「Cơm Xào」の発音には気をつけてくださいね。
日本人が発音すると「Không Sao」と聞こえ、「細かいこと気にすんなよ」と言う意味になるので、店員さんを驚かせてしまいます(笑)
それにしてもベトナムのキュウリは大きすぎて食べにくい...。(Không Sao!)
③ヌイサオ (Nui xào)
レストランにはほとんど置いてなく路上の屋台に多いこの料理。
朝は、屋台のおばちゃんの周りに、学生さんがよく集まっています。
ヌイというのは、マカロニです。
東南アジアらしからぬこの料理、実はフランスに影響されたものです。
料理にせよ食べ物にせよ、昔々フランスの植民地だったベトナムは、ヨーロッパとアジアの文化が混ざっています。
フランス料理みたいだからって安心していたらパクチーがたくさん入ってますよ!
日本人にとってパクチーの独特な味はなじみにくいので、苦手だと思う人は気をつけて下さいね~
④バインクオン (Nui xào)
生春巻き、揚げ春巻き、ベトナムにはいろいろありますが、バインクオンと言うのは蒸し春巻きのことを言います。
春巻きの中に、ひき肉、きくらげなどを入れ、その上に野菜、肉をのせたベトナムの家庭料理です。
甘酢につけて食べるので日本人になじみやすいかと。
モチモチとした触感が好きな方は絶対にハマると思います。
こちらも、レストランのメニューにおいてあることは少ないため、ローカルなお店で名前を見つけたら挑戦してみましょう!
バインクオンを作るのはスピード勝負なので、店をのぞくと、慣れた手さばきの職人技が見れますよ!!!
⑤バインチャンヌン(Bánh tráng nướng)
今、ベトナムの若者に大人気のおやつです。
ライスペーパーの上に、干し海老、ネギ、うずら卵、田麩、バター、様々な調味料などを乗せて焼きます。
最近流行りだしたのか、いたるところで見かけます。
観光客が良く集まるところにも売られているので、見つけやすいです。
しかし、たまに口から火が出るほど辛いバイチャンヌンをつくる人もいるので、気をつけましょう。
辛いものが苦手な人は、あらかじめトウガラシに指をさして「NO!」といえばベトナム語が分からなくても伝わります。
ベトナム料理、美味しすぎる!!!
あまり知られてないローカルのB級グルメが一番おいしいと思います。
一般ベトナム人向けのローカルな店はとても安く、ぼったくりも少ないです。
そして、何より観光客向けにアレンジされていないので生のベトナムを楽しめます。
ぜひ、ベトナムに訪れたら食べてみてください。
注意:ベトナム料理はどれもヘルシー!!ですが、美味しすぎて太る可能性大。