家族。この面倒くさい集合体に、私の居場所は在るか?無いか?

家族。この面倒くさい集合体に、私の居場所は在るか?無いか?

家族_画像 (2)

Photo by / GATAG

 

▍すべての幸福な家庭は、互いに似かよっているが、不幸な家庭はどれもが、それぞれの流儀で不幸である。(トルストイ)

  
『私は大人になったんだなぁ』と自覚したのは、15年位前。我が家の鉄板の揉め事が起きた時、『自分が何とかしなきゃ』という過剰なまでの責任感がちょっと薄れたのを感じた。多分私が身体を悪くした頃と時期が一致する。自分の身体が大変なことになって、家族の顔色を伺う余裕が、いい意味でなくなったのだと思う。

 
私の生みの母は私が幼少の時に心臓病で他界した。翌年、現在の母がやって来た。さらにその翌年、妹が生まれた。平たく言えば、今の母は「継母」である。継母というワードから連想されるのは、決まって継子いじめ。だが我が家に限っては、それはなかった。うちの場合はもっと複雑な感情が入り組んでいたのだ。例えば父が私を可愛がると、「私とは見合い、先妻さんとは恋愛。かなうわけがないよね」と母が私だけに聞こえるように愚痴を言うのが嫌だった。そしてその一方で、周りの大人の思惑を全く気にしないで生きいているように見える妹が羨ましくて仕方がなかった。

 
しかし後年、私も妹も十分大人になった時、妹が「家族4人の中で皆と血が繋がっているのは私だけ。それはそれで、結構気を使うものなんだよね」と言うのを聞いて、妹も色々気を使っていたんだ、妹も苦しかったんだ、と素直にそう思えた。この時、我ながら大人になったな、と自覚。自分だけが大変なわけじゃないと心から思えて、他者の悲しみに対して心を開くことができた。

 

▍家庭を治めることより王国を統治するほうが容易である。(スカルボロー)

 
私の家族は、厳格な父、心配症の母、パワフルな妹、そして変に神経質な私の4人。バレーボールで例えるなら、チーム内でレシーブ・パス・アタックを繰り返し練習しているような家族生活だ。アタッカーは父と妹。強烈である。我も我もとアタックを炸裂する。ハッキリ言ってこの2人の意見の対立が、イコール我が家の不和のもとだ。セッターは母。セッターは攻撃と防御とのつなぎ。日常と云う名の戦いを生き抜いていけるか否かは、セッターの球回しに懸かっている。母は殆どの家事と、父の介護の殆どを受け持つ。母は本当にタフな人だ。母が居なければ、我が家は即、回っていかなくなるだろう。そして私はリベロ。ボールを落とさないように、つまり喧嘩にならないように、必死にボールを拾いまくる。でも年齢と共に選球眼が良くなって、見逃せばアウトになるボールもある事を知った分、生きるのが楽になった。

そんな我がバレーボールチームにも、世代交代の波が押し寄せてきた。父が殆ど車椅子の生活になった事によって、妹がアタッカーのエース格に昇格だ。もっとも、父の頭はしっかりしているので、引き続き父の地雷を踏まないよう細心の注意が必要だが。

 

▍王様であろうと、百姓であろうと、自己の家庭で平和を見出す者が、いちばん幸福な人間である。(ゲーテ)

 
私達4人は、余りにも関係性が密接過ぎるのだろう。元はといえば、父母の善良な【子どもたちを守る気持ち】が、子ども達の【外へ飛び立つ意欲と能力】を綺麗さっぱり奪っていったのだ。それだけのことだ。好きか? 嫌いか? そんな単純な二者択一には答えられないほど、家族は私の「生」に複雑に歪に絡んでいる。ひとつだけ言えるとすれば、家族を否定した途端、私の人生は貧しくなるという事。

 

私の当面の目標は、私>家族の関係。決してイコールではなく。どこか他の居場所で他の役割を全うしたい。そもそも家族問題にスパっと解決! などというゴールはないのかもしれないし。自分の居場所をどれだけ自分に用意してやれるかが、今のストレス社会を乗り切る鍵と言えるかもしれない。パーティーやチャットで仲間と会話を楽しんだり。またある時は魚釣りで仲間との交流を深めたり。自分仕様のコミュニティゲーム、『MILU』も私の大切な居場所のひとつになってくれそうだ。

 

Writer:ひねもす
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