日本を飛び出して異文化を楽しむのはいかが?

日本を飛び出して異文化を楽しむのはいかが?

日本を飛び出して異文化を楽しむのはいかが?

Photo by / 画像出典:街画ガイド

 

▍海外旅行に行ったことはあるだろうか?

 
突然の質問で恐縮だが、皆さんは海外旅行へ行ったことはあるだろうか。「すでに十数カ国行ったことがある」「月に一度は海外で過ごしている」というヘビートラベラーもいれば、「海外は治安が悪いイメージがあって踏み出す勇気がない」「そもそも日本を飛び出すことに興味がないし意義がない」という方もいるだろう。

 

 

私は、海外に興味がないとか怖いという先入観で日本国内に留まり続けることについて、すごくもったいないことだと感じる。なぜならば、国内でごく普通に過ごしていくよりも一度……たった2~3日、むしろ1日でもいいから海外で過ごしてみると日本国内では全く経験できなかった驚き・発見・感動が得られるからである。実際、私は海外へ飛び出してみて、そこでしか得られない貴重な体験を大きな「経験値」として持ち帰ってきた。今回はほんの一部ではあるが、その体験談を綴りたいと思う。

 

▍芸能関係とサービス業の発展が著しい韓国

 
私はこれまで3カ国訪れているが、人生で初めて訪れた外国は「大韓民国(韓国)」であった。日本と非常に距離が近く、出発地によっては2時間足らずで到着できることから幅広く親しまれている国だが、政治的摩擦により嫌っている人も多いだろう。しかし、それだけで「韓国は好きじゃない国。日本のことを悪く思っている人が多い国だ」という先入観に囚われているのではないだろうか。

 
実際に訪れてみたところ、現地ツアーガイドの女性はとても親身になって観光プランの提案をして頂き、ホテルのチェックインの際も通訳等で手厚くサポートをしてくれた。「業務上の建前だろう」という意見もあるかもしれないが、私の実感では彼女にはそんな雰囲気は微塵も感じられなかった。おかげで初めての海外旅行で少し抱いていた緊張も解け、非常に快適な旅行期間を過ごすことができた。

 
現地ではものすごく興味を持って触れた物事が多数あった。例えば、日本国内で代表的なとある菓子メーカー。創業者が韓国出身であり、彼の祖国である韓国では「10大財閥」のひとつに数えられ、多彩な事業を営んでいる。ホテル、デパート、免税店、スーパーマーケット、さらには遊園地……。創業者の経歴や日韓の政治的なしがらみ等により賛否両論はあるだろうが、太平洋戦争の時代から懸命に生き抜き掴み取った富を、祖国の復興のために還元してきたという努力は正しい行いだったのだと思う。その努力に感心しつつ、系列の免税店で初めての免税ショッピングを堪能したものだ。

 
韓国ではテレビドラマや「K-POP」と呼ばれるポップス音楽だけでなく、舞台演劇も盛んだ。この旅ではその舞台演劇のひとつを鑑賞する機会に恵まれた。鑑賞したのは打楽パフォーマンスで世界的にも有名な「NANTA(ナンタ)」というタイトルの演劇なのだが、台詞を発することがほとんどなく、身体中で表現をすることが大部分であるため、韓国語が解らなくても物語の流れや登場人物の気持ち、思いを手に取るように感じられる。

 
劇は、幾多のトラブルに見舞われながらも「日没までに結婚式のフルコース料理を仕上げる」というミッションを、みんなで力を合わせて乗り越えていくストーリー。コメディータッチで描かれながらも、人間が生きていく上で非常に大切な「協力姿勢・信頼関係」を改めて深く学べるシナリオだった。

 

▍過去と未来のクロスロード香港

 
2カ国目に訪れたのは「香港」。高層ビル群がRPGによく出てくるダンジョンのように林立し、古き良き時代の風景と現代的な摩天楼がバランス良く共存している。香港は交通機関が大きく発達しており、バスもひとつの系統が10分毎の運行ダイヤで便数が多い。1本逃してしまっても少し待てば、すぐに次の便が来てくれるので気持ちに余裕ができる。

 
香港では日本でもお馴染みの店舗・商業ブランドが多数存在する。本家本元である日本の店舗との見比べも楽しい。品揃えはもちろんのこと、店舗の内装やサービス等、日本との違いを見つけるのも一興だ。しかし、旅程中急に頭痛に襲われ、あいにく日本から頭痛薬を持参していなかったため、休みながらの行動となり全力で楽しめなかったことが心残り。万が一の体調不良に備え、常備薬等は旅行時だけではなく日常での外出時にも持ち歩こうと教訓として学んだ。

 

▍素朴な文化模様が旅に華を添えた台湾

 
3カ国目に訪れたのは「中華民国(台湾)」。ここでは初めて海外の国内線航空便を体験。台北市から台湾東部の町「花蓮(ファーレン)」へ向かった。年季の入ったノスタルジック溢れる鉄道駅舎、素朴な地元の味が色々と愉しめる食堂、都心部とは一味違うのどかな町並み。「こんな町で暮らしてみたかったな」という感情が自然と湧き上がってきた。

 
もちろん、台湾の代表的な都市である台北市内でも様々な場所を巡った。街中の食堂で食べた小籠包や焼売。テレビから流れてくる中国語でのドラマ番組。おしゃれな書店や雑貨店で現地限定の文房具を購入。普段の生活では体験できない行動を、2泊3日の日程の中で沢山楽しめた。まだ訪れることができていない場所も多数あるので、また近いうちに足を運ぼうと再訪を計画中だ。

 

▍勇気を出して海外へ足を伸ばしてみよう!

 
ここまで読み進めていただき、海外ではどんな場所がありどのような体験ができるのか想像してもらえただろうか。現在では「LCC」と呼ばれる格安航空会社で、行き先や時間帯で可否が異なってくるが1泊2日、むしろ0泊の弾丸ツアー(日帰りではないことをご承知いただきたい)で手軽に海外旅行へ行ける素晴らしい時代になった。もし今回の記事をご覧になって少しでも海外旅行に興味を示し、実際に現地へ赴くという方がいれば、これほど嬉しいことはない。

 
もちろん、この記事は無理に海外旅行を勧めるものではないということをご理解願いたい。日本国内だけでなく、勇気を出して海外にも目を向け、各々の見聞を広める機会にしていただけたなら幸甚である。

 

投稿者:黒鉄紫吹(くろがね・しぶき)
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