苺の風鈴

風鈴 女の子

さよならが言える別れなんて、ほんとうに悲しい別れじゃないんだ。(浅田次郎) 可愛い女の子だった。当時小学5年生だった私よりはるかに小さかったから、小1~小2年生といったところだろうか。今となっては、その子の名前すら思い出せない。ただ、遠慮がちだけど、しっかりとした眼差しは、わずかながら私の脳裏に焼き付いている。